SBIビジネス・ソリューションズ、「請求QUICK」に請求書の受取機能を実装

NO BUDGET

2023-09-19 07:32

 SBIビジネス・ソリューションズは、クラウド型請求書管理システム「請求QUICK」に、請求書の受取機能を実装した。

 請求QUICKは、法制度対応と業務効率化を実現するクラウド型請求書管理システム(SaaS)をベースにしたサービス。金融機関とのAPI連携による自動明細取得機能で面倒な入金・出金消し込み作業を大幅に効率化する「消込QUICK」、発行した請求書をクレジットカードでオンライン決済できる「クレカQUICK」、発行した請求書をウェブ完結で資金化できるファクタリング機能「入金QUICK」という3つのFinTech機能を提供している。

請求書の受取機能の概要
請求書の受取機能の概要

 今回の機能追加で、インボイス制度に対応する3つの機能である「請求書発行・請求書受取・電子保存」を1つのシステムでシームレスに利用できる。これによりシステムの専門家がいない中小企業においても、経理担当者だけでデジタルツールによる効率的なインボイス制度・改正電子帳簿保存法(改正電帳法)対応が行える。

 受け取った請求書はワンクリックでAI -OCRが読み取り、自動で項目が反映されるので支払依頼書をスピーディーに作成できる。請求書受取側のインボイス制度対応として、受け取った請求書に記載された「登録番号」をAI-OCRで読み取り、取引先マスター情報と照合のうえ国税庁システムとWeb-API連携で突合し、真正性を自動判定できる機能や、改正電帳法にのっとった電子保存要件を自動判定する機能などを搭載している。

 請求書の保存については、電子請求書を「専用メールアドレス」または「アップロード専用URL」で受け取れば、請求書を簡単に請求QUICK上に登録でき、改正電帳法対応の電子保存が可能だ。また、紙で受け取った請求書はスキャンしてアップロードすれば、同様に登録とスキャナ保存ができ、書類の授受方法や書類種別ごとに改正電帳法の保存要件を確認することができる。

 さらに支払業務では、多段階承認ワークフローの設定、承認済みの支払依頼書からFBデータ(全銀協規定フォーマット)の作成もできるので、大幅な支払業務の効率化とともにガバナンスの向上も見込める。

 今後、支払依頼書の情報を仕訳データとして出力する機能や、受け取った請求書のデータと出金データを突合して消し込む候補を自動で呼び出す自動出金消込機能も順次実装予定だという。

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