SBIビジネス・ソリューションズは1月17日、同社のクラウド型請求書発行システム「請求QUICK」が日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「電子取引ソフト法的要件認証」を取得したと発表した。
電子取引ソフト法的要件認証は、国税関係書類をコンピューターで作成し、電子的にやりとりする場合の取引情報の保存を行う電子帳簿保存法対応ソフトウェアの機能仕様を公正な第三者機関であるJIIMAがチェックし、法的要件を満たしていると判断したソフトウェアを認証するもの。
請求QUICKは、ウェブブラウザーで利用でき、月額無料から始められるクラウド型請求書発行システム。請求書作成・発行機能によるペーパーレス化と業務効率化を実現するSaaSをベースに、金融機関とのAPI連携による自動明細取得機能で面倒な入金消込作業を大幅に効率化する「消込QUICK」、発行した請求書をクレジットカードでオンライン決済できる「クレカQUICK」、発行した請求書をウェブ完結で資金化できるファクタリング機能「入金QUICK」というフィンテック機能を1つのシステムで提供する。
請求QUICKがJIIMA認証を取得したことで、電子帳簿保存法(電帳法)要件を導入前にチェックすることなく、最新の法令基準を満たしたソフトウェアとして利用することができるとSBIビジネス・ソリューションズは説明する。これにより、2023年10月より開始のインボイス制度にのっとって発行した請求書(インボイス)の控えの電子保存が可能になるという。