クリックテック、「Qlik Staige」で企業のAIデータ戦略を支援

藤本和彦 (編集部)

2023-12-12 13:00

 クリックテック・ジャパンは12月12日、同社のAI戦略に関する説明会を開催した。Qlik 副社長 兼 データ事業本部長のDrew Clarke氏はまず、「グローバル企業の経営者の98%が、今後3年から5年の間にAIモデルが組織の戦略において重要な役割を果たすと確信している」とするAccentureの調査結果を引用。その上で、同社のビジネスインテリジェンス(BI)やデータ統合、レイクハウスなどの技術が生成AIやAIの基盤技術になっていると強調した。

 また、同氏は「AIを動かすにはデータが必要になる」といい、分析のために移動/管理されるデータ量は73%増加するとの予想を示した。

Qlik 副社長 兼 データ事業本部長のDrew Clarke氏(写真提供:クリックテック・ジャパン)
Qlik 副社長 兼 データ事業本部長のDrew Clarke氏(写真提供:クリックテック・ジャパン)

 ただ、「多くの企業・組織でデータの重要性が過小評価されている」(Clarke氏)のが現状で、AI活用を促進するためには(1)データの多様性、(2)ガバナンス、(3)利用しやすいインサイト、(4)つながっているシステム――の4つが必要になるという。

 同氏によると、まずAIモデルの作成には構造化データだけでなく、言語や画像などのデータの多様性が必要となり、そうしたデータの利用に関するガバナンスも重要である。そして、人間に使いやすい形になっているか、業務システムなどと連携することができるか、といった点も考慮すべきだと指摘する。

 AI活用において、プライバシーとセキュリティは大きな論点となっている。実際、世界各国政府は調査と規制に乗り出しており、AIの学習などに使用するデータをめぐって訴訟が起こされている。

 Qlikが2023年8月に調査したところによると、正式なAI戦略を策定している企業は39%にとどまり、市場の成熟度としてはまだ初期段階にある。また、「ChatGPT」に代表される生成AIだけでなく、従来型のAIも引き続き企業価値を生み出す鍵になっているとのこと。

 Clarke氏は続いて、2023年9月に発表された「Qlik Staige」を説明した。これは、企業のAIデータ戦略を包括的に支援するソリューション群で、データ基盤の構築やAIで強化された分析、AIの構築とデプロイなどを可能にする。説明会では、Qlik Staigeのユースケースとして、RadiallやHARMAN、SDIの3社が紹介された。

Qlik Staigeの構成イメージ
Qlik Staigeの構成イメージ
Qlik Staigeのユースケース
Qlik Staigeのユースケース

 「われわれはAIと機械学習(ML)の機能を5年前から提供している。チャットベースの体験を10言語で提供し、『AutoML』によって10万以上のAIモデルを生成している」とClarke氏はAI領域における同社のリーダーシップを強調した。

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