ソフォスは、荏原製作所が国内外拠点のセキュリティ対策を強化するために、24時間対応の「Sophos MDR Completeセキュリティサービス」を採用したと発表した。
Sophos MDR(Managed Detection and Response)は、高度なサイバー攻撃からユーザーシステムを保護するため、ソフォスの専門家が24時間体制で提供するフルマネージド型セキュリティサービスになる。Sophos MDR Completeは、最も包括的なサービスレベルを提供し、最高水準のインシデント対応と「Sophos Breach Protection Warranty(侵害防止保証)」を含むセキュリティサービスとなる。
産業機械大手の荏原製作所は、Sophos MDR Completeを2022年から国内外の拠点で導入を順次進めており、国内では2023年6月から本格的に運用している。同社は今回の導入により、ワールドワイドでセキュリティ水準と管理能力を底上げすることができたとしている。
同社は、これまでも旧世代のエンドポイントセキュリティの更新などのセキュリティ対策を計画していた。しかし、2021年2月に米国子会社がランサムウェア攻撃を受け、さらなるサイバーセキュリティ対策の強化が急務となった。そこでグローバルでの利用を前提に、複数のエンドポイントセキュリティ製品の検知性能などと合わせて、管理コンソールの使い勝手や、リージョン単位での運用などの管理性能を比較して製品検討を行った。
Sophos MDRについて同社は、優れた検知性能や管理性能を評価した。またソフォスが世界的なセキュリティベンダーとしてグローバルな実績と知名度を持っていることで、海外拠点にも導入しやすかったとしている。