Microsoftは、法人顧客に注力しており、わずか2週間前にもいくつかの新しい企業向けのソフトウェアとハードウェアを発表している。その流れを受け、Microsoftは「Copilot for Microsoft 365」サブスクリプションに新たな機能を追加した。
同社は米国時間4月2日、「GPT-4 Turbo」への優先アクセスと1日当たりのチャット回数とターン数の制限をなくした無制限の会話という2つの大きなアップデートをCopilot for Microsoft 365ユーザーに向けて発表した。
Sharing some exciting updates for our Copilot for Microsoft 365 users. Starting today, you get priority access to GPT-4 Turbo for faster, more comprehensive responses with both web and work data. We're also removing chat limits and increasing file uploads. https://t.co/QAbVOF7oYv pic.twitter.com/Y04v4NS6j3
— Jordi Ribas (@JordiRib1) April 2, 2024
米ZDNETは、GPT-4 Turboをかつてテストしており、「GPT-4」よりも優れたパフォーマンスを提供し、法人顧客にとっては有利であることを確認している。
さらに、Microsoftによると、GPT-4 Turboへの優先アクセスと無制限の会話という組み合わせは、Copilotをウェブコンテキストやワークコンテキストで使用する場合、ユーザーがより高速で包括的な応答を受け取ることを可能にするという。
ウェブコンテキストとは、Copilotがウェブにある最新情報をベースとしている場合を指し、ワークコンテキストとは、Copilotがカレンダー、電子メール、チャット、ドキュメントといったワークデータへの応答をベースにしている場合を指す。どちらの場合も企業グレードのデータ保護の恩恵を受けられる。
またMicrosoftは、同社AI画像生成ツール「Microsoft Designer」で1日当たりの画像生成ブースト数を15から100に5月から増加することも発表した。これにより、画像作成の待ち時間が短縮されることが期待される。
同社によると、新機能はまずCopilotのウェブサイトで利用可能になり、続いてCopilotアプリや「Windows」「Edge」「Microsoft 365」でも利用できるようになるという。
提供:Microsoft
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。