オルツは5月21日、Databricksと連携したことを発表した。エンタープライズ向けのデータ構造化、およびそのデータを基盤とするAI/DX化の加速を目的に連携したという。
この連携では、オルツが持つ深層学習や大規模言語モデル(LLM)、音声認識などのAI技術と、Databricksのデータインテリジェンスプラットフォームやデータ構造化のノウハウを活用する。
両社は今後、企業・組織のデータ構造化を支援するとともに、データを基盤としたAI/DXソリューションの開発を進め、日本の企業や組織が“AIの実働”を実装できるサービスを提供するという。
オルツとDatabricksの連携イメージ
パーソナル人工知能(P.A.I.)を提供するオルツは、2030年をめどに5000万人の労働をAIで代替する目標を掲げ、生成AIや独自LLMなどの提供を進めている。
同社は、日本企業が現在に至るまで蓄積してきたマニュアルやノウハウなどのデータにはグローバルと比較しても高い価値があるが、それらをAI化するためのデータ収集や整理、構造化の能力が未熟であると指摘している。
今回の連携によって、“企業のAI化”から逆算した本質的なソリューションを提供することで、日本企業の労働生産性向上や現業務のAIによる代替を加速させていくとしている。