ラックは6月5日、「Microsoft Copilot for Security導入・活用支援サービス」の提供を開始すると発表した。生成AIでセキュリティの運用業務の効率化を希望する企業や組織向けに提供する。
同サービスで扱う「Microsoft Copilot for Security」は、Microsoftの生成AI機能をセキュリティ対策の運用支援に適用したもので、Microsoftが一般提供(GA)している。ラックは、GAの前からMicrosoftの「早期アクセスプログラム」(EAP)に参加して、Microsoft Copilot for Securityの利用を検証してきており、同サービスはこの検証での成果をもとに、同社のエンジニアが導入と活用を支援する。
具体的には、導入後すぐに活用する領域と継続的に効果を改善していく領域のそれぞれで、例えば、「セキュリティ状況を把握したい」といったセキュリティ担当者がMicrosoft Copilot for Securityに問いかけるプロンプトを最適化したり、「Azure Logic Apps」などを組み合わせた運用業務の自動化提案などを行う。
ラックは、三井住友トラスト・グループのTrust Baseと金融機関のセキュリティ運用におけるCopilot for Securityの活用についても検証しており、そこでの成果も反映していくという。