Sansan、契約データベース「Contract One」で検索強化--図表内や手書き文字情報も検索可能に

河部恭紀 (編集部)

2024-07-02 12:39

 Sansanは7月2日、契約データベース「Contract One」の検索機能を強化し、「原本そのまま検索」を実装した。

 契約書は、難解な専門用語や独特な言い回しが多く使われているほか、図表や手書きによる記載などもあり、内容を把握しづらいことが課題となっているとSansanは述べる。

 Contract Oneは、あらゆる形式の契約書をデータ化し、クラウド上で一元管理できる契約データベース。検索機能によって、これまでもデータ化された契約情報から必要な条文やキーワードを簡単に抽出することが可能だったが、契約書を実務で参照する際、原本をダウンロードして手元で最終確認することが多く、時間を要していたという。

 「原本そのまま検索」は、任意のキーワードを入力するだけで、契約書の原本データ上で該当箇所がハイライトされる。これまでの検索機能では難しかった、図表内や手書きの文字情報も原本そのままの状態で検索できるため、前後関係や印章も含めて契約内容を正確に確認できるようになるという。また、検索した箇所を、そのままコピー&ペーストすることもできるため、新規で契約書を作成する際などに簡単に引用することが可能になる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  2. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  3. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    急速に進むIT運用におけるAI・生成AIの活用--実態調査から見るユーザー企業の課題と将来展望

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]