Sansanは7月2日、契約データベース「Contract One」の検索機能を強化し、「原本そのまま検索」を実装した。
契約書は、難解な専門用語や独特な言い回しが多く使われているほか、図表や手書きによる記載などもあり、内容を把握しづらいことが課題となっているとSansanは述べる。
Contract Oneは、あらゆる形式の契約書をデータ化し、クラウド上で一元管理できる契約データベース。検索機能によって、これまでもデータ化された契約情報から必要な条文やキーワードを簡単に抽出することが可能だったが、契約書を実務で参照する際、原本をダウンロードして手元で最終確認することが多く、時間を要していたという。
「原本そのまま検索」は、任意のキーワードを入力するだけで、契約書の原本データ上で該当箇所がハイライトされる。これまでの検索機能では難しかった、図表内や手書きの文字情報も原本そのままの状態で検索できるため、前後関係や印章も含めて契約内容を正確に確認できるようになるという。また、検索した箇所を、そのままコピー&ペーストすることもできるため、新規で契約書を作成する際などに簡単に引用することが可能になる。