ソニーは3月27日、NPBエンタープライズ(NPBE)向けのコンテンツ管理システム(CMS)を開発したと発表した。また、日本野球機構(NPB)と協力してデータ管理基盤(DMP)を構築し、プロ野球全12球団の公式戦プレーデータを一元管理し、CMSにデータを提供してコンテンツ化することが可能になる。
CMSは、投手の球速、ボールの軌道、回転数、打者の打球速度、打球角度、スイング速度などのデータをリアルタイムに可視化する。球場に設置された複数のカメラからの映像を使用して、選手の骨格情報やボールの動きを捉えるHawk-Eye Innovationsの光学トラッキングシステムにより、高品質なコンテンツの制作が可能となっている。
制作されたさまざまなコンテンツは、各球場のビジョンでの放映やSNSでの発信を通じて、プロ野球の新たな楽しみ方を提供し、野球ファンのエンゲージメント向上に寄与する。また、これらのデータは、各球団における選手のパフォーマンス向上にも活用されるとのこと。

CMSで制作するグラフィックコンテンツのイメージ(提供:ソニー)

CMSで制作するグラフィックコンテンツのイメージ(提供:ソニー)