常石グループは、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入した。同サービスを提供するLRMが4月9日に発表した。
セキュリオでは、情報セキュリティコンサルタントが監修した学習コンテンツを提供しており、従業員はセキュリティに関する正しい知識を身に付けることができる。また、定期配信ができるミニテストや標的型攻撃メール訓練の定期配信を通して、継続的な教育ができるとしている。
常石グループは、広島県福山市を中心に海運や造船、環境など5つの事業領域で国際物流の要衝を担っている。今回、同社のセキュリティ強化に向けた対策の一環として、従業員のセキュリティリテラシー向上を支援するセキュリオの導入に至った。
同社では以前からセキュリティ教育を実施していたが、製造業におけるサプライチェーン攻撃やランサムウェアによる被害が散見されることから、業務で使用するPCや周辺機器などのIT環境の整備を進めつつ、従業員へのさらなるセキュリティ啓発の必要性を感じていたという。
同社は、同サービスについて標的型攻撃メール訓練機能とeラーニング機能が備わっていたことや、標的型攻撃メール訓練において不審なメールを開封してしまった従業員が、個別にeラーニングを受講できる機能間連携について評価している。また、従業員が約6000人と組織規模が大きいため、各機能を連携しながら活用することで教育効果を高められるとしている。