海運事業の常石グループ、従業員約6000人のセキュリティ教育に「セキュリオ」導入

寺島菜央 (編集部)

2025-04-09 12:51

 常石グループは、セキュリティ教育クラウド「セキュリオ」を導入した。同サービスを提供するLRMが4月9日に発表した。

 セキュリオでは、情報セキュリティコンサルタントが監修した学習コンテンツを提供しており、従業員はセキュリティに関する正しい知識を身に付けることができる。また、定期配信ができるミニテストや標的型攻撃メール訓練の定期配信を通して、継続的な教育ができるとしている。

 常石グループは、広島県福山市を中心に海運や造船、環境など5つの事業領域で国際物流の要衝を担っている。今回、同社のセキュリティ強化に向けた対策の一環として、従業員のセキュリティリテラシー向上を支援するセキュリオの導入に至った。

 同社では以前からセキュリティ教育を実施していたが、製造業におけるサプライチェーン攻撃やランサムウェアによる被害が散見されることから、業務で使用するPCや周辺機器などのIT環境の整備を進めつつ、従業員へのさらなるセキュリティ啓発の必要性を感じていたという。

 同社は、同サービスについて標的型攻撃メール訓練機能とeラーニング機能が備わっていたことや、標的型攻撃メール訓練において不審なメールを開封してしまった従業員が、個別にeラーニングを受講できる機能間連携について評価している。また、従業員が約6000人と組織規模が大きいため、各機能を連携しながら活用することで教育効果を高められるとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]