Windows Vista

用語の解説

Windows Vistaとは

(ウィンドウズ ビスタ,Microsoft Windows Vista,)
Windows Vistaとは、MicrosoftによってWindows XPの後継として開発されたオペレーティングシステム(OS)の名称である。
開発コードネームは「Longhorn」(ロングホーン)だった。 企業向けの製品が2006年11月に、一般ユーザー向けには2007年1月に発売された。 Windows Vistaでは、ユーザーインターフェース(UI)として新たに「Aero」が採用されており、半透明のガラスのような透過表現や3Dでウィンドウを表示することによって画面の美しさや使用感の向上を実現している。 また、初期設定をまとめて行うことができる「ウェルカムセンター」や、ノートパソコン向けの各種設定をまとめて行える「モビリティセンター」など、設定に関する項目が一箇所に集約されて表示されるようになっているため、管理や設定が行いやすくなっている。 なお、日本語のシステムフォントには独自に開発されたゴシック系の文字セット「メイリオ」が採用されている。 「Windowsフリップ3D」画面例 Windows Vistaの動作を高速化させるための機能として、フラッシュメモリなどの外部記憶装置をキャッシュメモリとして利用できる「ReadyBoost」や、頻繁に使用されているファイルやアプリケーションをあらかじめメモリに読み込んでおくことで読み込み時間を短縮する「SuperFetch」といった機能が追加されている。 Windows Vistaでは、.NET Frameworkの最新版となる「.NET Framework 3.0」がプレインストールされており、XMLベースのアプリケーションなどを開発することが容易になっている。 その他、Windows Vistaのリリースに合わせて、Windows向けの主要なアプリケーションソフトがバージョンアップされている。 例えば、2007 Microsoft Office system(Office 2007)、Windows Internet Explorer 7、Windows Media Player 11などがWindows Vistaの公開前後に発表されている。 Windows Vistaは全部で5種類のエディションが用意されている。 機能のすべてを盛り込んだ「Ultimate」をはじめ、「Enterprise」「Business」「Home Premium」「Home Basic」がある。 ちなみに海外の一部の国では「Starter Edition」と呼ばれる機能限定版が発売されているが、こちらは日本で発売されていない。 また、2008年には、Windows Vistaのサーバー向けOSとなるWindows Server 2008が発売されている。 ※Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。

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