人工知能(AI)

「人工知能」が何なのかについての明確な定義は存在しない。人工知能学会のウェブサイトでも、人工知能の定義そのものが「議論の余地がある」とされており、実際に、人工知能研究自体に2つの立場があるとしている。「人間の知能そのものを持つ機械を作ろうとする立場」と「人間が知能を使って行うことを機械にさせようとする立場」である。

米ZDNetが指摘する2016年の人工知能(AI)のトレンドは、深層学習、AIが人間の労働者に取って代わる、IoT、AIで人間の感情を理解する研究にブレークスルーが起こる、ショッピングや顧客サービスでのAI利用、倫理的な課題、人口の代表性の問題などだ。

人工知能を「成長」させるアルゴリズムとして、人間の脳の神経回路を模した「ニューラルネットワーク」が広く用いられており、その結果、ニューラルネットワークに対する機械学習の手法「深層学習」が達成でき、人工知能の学習が著しく向上したと言われている。囲碁や将棋で人間を打ち負かせるまで成長できたことや、画像を見せるだけで「猫」の概念を理解できるように成長したことは、このニューラルネットワークの研究が進んだことによる成果である。

このニューラルネットワークは、人間の脳の神経回路を模していることから、解説によっては「ニューラルネットワークによって人間の学習と同じことを機械ができるようになり、機械が自律的に成長するようになった(今後なっていくだろう)」といった論調も見受けられる。

しかし、人間の知能についての完全な理解がなされていない以上、人間と「同じ学習」を機械が担うことも、(少なくとも現状は)不可能との指摘がある。

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