ビーエスピー(BSP)は2月3日、サーバとネットワークの監視、クライアントPC管理を担う統合運用ツール「Sky-Eye Tribune」の新版の発売を開始したことを発表した。
新版では、ウィンドウ操作やファイル操作、印刷の履歴を一連の流れとして管理でき、エンドユーザーの操作を簡単に追跡できるようになっている。内部統制やグリーンIT対応などの基礎データとして活用できるとしている。記録できるログデータは、プログラムの開始や終了の時刻、PCの電源のオンとオフ、稼働時間、作成やコピー、移動、削除などのファイル操作履歴、プリンタ名や出力ファイル名といった印刷ログなど。
また、PC稼働履歴などの新規レポート作成や検索機能を強化している。CSVファイル出力以外に印刷画面からのPDFファイル作成も簡単に行えるとしている。
対応プラットフォームも拡張している。サーバやクライアントPCにインストールするエージェントが、Windows Server 2008 R2やWindows 7、CentOSに対応。またソフトウェア資産管理、ライセンス管理の対象OSにLinuxとUnixを追加している。
Sky-Eye Tribuneの新版では、BSPの統合ログ管理ツール「Loganizer」と連携できる。Sky-Eye Tribuneで監視、採取したサーバやクライアントの各種ログをLoganizerが自動的に収集、保存、管理する。収集した情報から障害を予測検知するための性能分析レポートを自動的に作成できるようにもなっている。
価格は、クライアントPCのエージェントが50ユーザーで50万円から、WindowsやLinuxのサーバエージェントが5ユーザーで49万円から。