イオンマーケ、モバイルサービスのICTインフラに富士通のクラウドを採用

富永恭子(ロビンソン)

2011-02-15 18:19

 イオンマーケティングは、2010年10月に開始した新サービス「イオンかざすクーポン」のICTインフラに富士通のクラウドサービス「オンデマンドホスティングサービス」を採用した。

 イオンマーケティングは、顧客個々人の嗜好やニーズ、購買、利用履歴などに合わせた付加価値を提供し、顧客と継続的な関係を構築する「One to Oneマーケティング」の展開を強化しているという。その一環として、今回、富士通のクラウドサービスであるオンデマンドホスティングサービスを活用し、2010年10月27日より、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県のジャスコなど47店舗において「イオンモバイルサービス」の新サービスとなる「かざすクーポンサービス」の運用を開始した。

 イオンかざすクーポンは、レジの専用端末におサイフケータイをかざすだけで割引クーポンなどを利用できるサービス。イオンのチラシや買い得品の情報、キャンペーン情報、さらにアバターやオリジナルゲームなども無料で楽しめる携帯サイトを提供する。

 同サービスのICTインフラにオンデマンドホスティングサービスを採用することで、ユーザーの利用状況や新サービスの展開に応じて、柔軟にインフラを増強することが可能になるという。これにより、利用者数や利用量の予測が難しい同サービスでも、あらかじめ、ピーク時を考慮したICTリソースを整備することなく、コストを抑えてタイムリーにスタートさせることが可能になるとしている。

 イオンマーケティングは今後、イオンかざすクーポンの利用状況を分析し、イオングループのサービスに顧客のニーズをきめ細かく取り込むことで、顧客一人ひとりのライフステージやライフスタイルに合わせたマーケティングの強化を図り、展開エリアを順次拡大して行く予定という。

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