CNNヘッドラインを装うウイルス発生

Robert Lemos(CNET News.com) 2005年01月21日 12時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ウイルス対策会社のSophosによると、CNNのヘッドラインニュースレターを偽装してターゲットをおびき寄せるウイルスが、電子メールを介して感染を拡大させているという。同社が米国時間20日に明らかにした。

 Sophosによると、同社が「Crowt-A」と呼ぶこのウイルスには、件名などの固有の特徴がないという。代わりに、このウイルスはCNNサイトにある最新ニュースのヘッドラインから、件名、メッセージ本文、添付ファイル名を引用し、これを電子メールに挿入して送信してくる。Sophosによると、これまでのところ同社の顧客がこのウイルスに感染した例はほとんどないという。

 SophosのセキュリティコンサルタントCarole Theriaultは、「ウイルス作者らは、無防備なコンピュータユーザーをだまして悪質なコードを実行させるための新しいトリックを常に探している。この最新の手口は、最新ニュースを求める人の欲求を食い物にしている」と声明のなかで述べている。

 ニュースにどん欲なPCユーザーがこのウイルスに感染した電子メールの添付ファイルを開くと、同ウイルスはあるプログラムをインストールし、侵入者がリモートから被害者のPC内部を探し回り、機密性の高い情報を盗み出せるようにしてしまう。Sophosはこのウイルスを、感染したコンピュータに入力された情報を記録するキーロガーと呼ばれるプログラムで、被害者のログイン情報も記録されてしまうと説明しており、これをワームに分類している。

 他のコンピュータウイルスも、感染を加速させるために即時性の高い要素を取り入れている。たとえばSantyワームは、Googleのリアルタイム検索機能を使って、無防備なコンピュータを探し出す。

 前回CNNが攻撃者の標的になったのは2000年のことで、このときは複数のウェブサイトとともにCNNサイトに一連のDoS(サービス拒否)攻撃が仕掛けられた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化