トヨタ車のカーナビが携帯電話ウイルスに感染の疑い

Dan Ilett(ZDNet UK) 2005年01月27日 09時54分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ウイルス対策企業各社が、車載コンピュータにウイルスが感染したとする報告について調査を進めている。

 モスクワのKaspersky Labsは先週末に、Lexus LX470、LS430、およびLandcruiser 100が搭載する車載コンピュータに感染したウイルスを駆除する方法について問い合わせを受けた。同社の聞いた話では、携帯電話経由で感染した可能性が高いという。

 Bluetooth経由でSymbian OSベースの電話機に感染する携帯電話ウイルスは、CabirやSkullsなど複数がすでに存在する。Lexusには、Bluetoothで携帯電話に接続してハンズフリー通話を可能にするナビゲーションシステム搭載のモデルも多く、Kasperskyでは、Bluetooth経由でクルマのGPSナビゲーションシステムにウイルスが感染したのではないかと考えている。

 しかし、Lexusがナビゲーションシステムに採用しているOSの種類は明らかになっていない。同社にコメントを求めたが回答は得られなかった。

 Kaspersky Labsのウイルス対策調査主任Eugene Kasperskyは、「たとえば、FiatとMicrosoftの提携など、自動車メーカーが既存のOSを車載コンピュータに採用しているのは周知の事実だ。携帯端末への感染が怖いことだとしたら、車載コンピュータへの感染など想像もしたくない」と語った。

 Kasperskyのシニア技術コンサルタントDavid Emmは、ウイルスが携帯電話経由で車載コンピュータに感染することはあり得ると述べている。

 「確かに可能性はあるが、今の段階では理論上の話に過ぎない。問題は、(車載コンピュータが)Symbian OS(の動作するデバイス)から攻撃を受けたかどうかだ。携帯電話機があれば、そうした攻撃ができるようになると思う」(Emm)

 Kasperskyは現在もこの報告に関する調査を続けている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算