インテル、第4四半期決算--各分野で好業績

John G. Spooner(CNET News.com)

2005-01-12 21:07

 Intelは米国時間11日、サーバやノートPC向けプロセッサ、PC関連製品で記録的な売上を達成し、第4四半期の利益が予測を上回ったと発表した。

 同社は第4四半期(12月25日締め)の業績を発表し、21億2000万ドル(1株当たり33セント)の利益を計上したことを明らかにした。この数字は前年同期の21億7000万ドルと比べると2%低い。同社は12月に第4四半期の業績予測を上方修正していた。

 また同四半期の売上は前年の87億ドルより10%多い95億ドルだった。

 同社の通期における売上高は342億ドル、利益は75億ドルとなった。同社の前年の実績は、売上高301億ドル、利益は56億ドルだった。

 Thomson First Callがまとめたアナリストの予想平均値は、売上が94億ドルで1株当たりの利益が31セントだった。またIntelは12月に、93〜95億ドルの売上を計上するとの予測を示していた。

 PC用プロセッサや各種チップセット、マザーボードといった製品を手がけるIntel Architecture Business Groupが同四半期も売上拡大に大きく貢献した。モバイル用プロセッサやマザーボード、チップセットの同四半期における出荷数は、それまでの最高記録を更新した。一方でPC用プロセッサの販売平均価格は安定していた。

 同社のCommunications Groupは同四半期に営業損失を計上しているが、フラッシュメモリやWi-Fiモジュールの出荷数は順調に推移。また、同四半期中にフラッシュメモリの出荷数は拡大し、Wi-Fiモジュールの出荷数に至っては同社過去最高を記録したという。

 同社のPaul Otellini社長は、第4四半期および通期のチップ売上高が拡大したことについて、世界各地で見られた傾向だと述べた。アジア太平洋地域におけるプロセッサ出荷数は前年より27%増加。また中国とインドでの出荷数も前年と比べてそれぞれ26%、45%ずつ増加している。さらに中南米地域における出荷数は同社最高記録を更新した。

 一方、先進国市場では、米国における出荷数が第3四半期より13%増加している。これは、ノートPC用プロセッサの出荷数が増えたためで、欧州や中東地域での出荷数は、第3四半期と比べて21%増となった。日本での出荷数は、第4四半期および通期で過去最高記録を更新した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]