SAP、旧ピープルソフト顧客を狙ったサービスプログラムを拡大

Dawn Kawamoto(CNET News.com) 2005年04月05日 19時08分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 業務アプリケーション大手のSAPとOracleが米国市場で熾烈な覇権争いを繰り広げるなか、SAPが、旧PeopleSoftの顧客をOracleから奪取することを狙った「Safe Passage Program」の取り組みを拡大した。

 SAPは新しいSafe Passage Programの下、米国内で旧J.D. EdwardsまたはPeopleSoftのアプリケーションを利用するOracleの顧客に対し、割引価格で保守サービスを提供するという。同プログラムの対象は当初、J.D. EdwardsやPeopleSoftの製品を利用する企業のうち、SAPのソフトウェアも利用する顧客に限られていた。

 2005年1月にOracleがPeopleSoftを103億ドルで買収したことを受け、OracleとSAPのマーケットシェア争いは熾烈化している。Oracleは、PeopleSoftの買収により、世界第2位のビジネスアプリケーションベンダーになった。SAPは依然として、首位の座を守っている。

 「PeopleSoftとJ.D. Edwardsの顧客は、これまで投資してきたソフトウェアが(Oracleによって)計画的に旧式化される危機に直面している。この点が、Oracleによる買収という嵐を切り抜けなくてはならないユーザーにとって大きな懸念事項となっている」とSAP AmericaのCEO、Bill McDermottは声明のなかで述べている。

 SAPは3月に、小売業向けソフトウェアベンダーRetekの買収を巡ってOracleと激しい争奪戦を展開した。この戦いに勝ったのは、より高い買収金額を提示したOracleだった。SAPが同様のキャンペーンを旧Retekの顧客を対象に実施するか否かは、現在のところ明らかにされていない。

 この件に関して、現在のところOracleからコメントは得られていない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
ハードから読み解くITトレンド放談
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
Gartner Symposium
企業決算
ソフトウェア開発パラダイムの進化
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化