日本IBMは4月20日、業務受託(BTO:ビジネス・トランスフォーメーション・アウトソーシング)サービスの3分野において標準的なオファリングメニューを追加したと発表した。
2004年からBTO事業の強化を実施している同社では、顧客のニーズに迅速に対応するために、これまで顧客別に提供していたBTOサービスのうち、企業活動で中核となる3分野を体系化させて標準メニューとして提供する。今回追加した標準メニューは「経理・財務」「人事」「調達」の3分野だ。新サービスは、経理業務の主要業務の1つである買掛金管理業務を受託するサービス「買掛金管理業務アウトソーシング」、人事部門での給与支払業務を委託する「給与支払業務アウトソーシング」、サービス商材に特化して短期間に支出削減効果を実現できる「購買BTOソーシング・パイロット」の3種類である。
同社では、2005年3月に発表済の顧客サービス(CRM)向けオファリング「オンデマンド・マーケティング・アンド・セールス・センター(ODMSC)」と合わせて、BTOで提唱する4つの業界共通プロセス全分野で標準的なオファリングを提供するという。
日本IBM