凸版印刷は5月9日、商品情報データベース「GAMEDIOS」を利用したASPサービス「GAMEDIOS−ASP」を開始すると発表した。
GAMEDIOSは凸版が開発した画像処理、色調整、印刷データの取り扱いに特徴を持つウェブベースの商品情報データベースパッケージシステム。同社によると、これまでに100社以上の導入実績があるという。GAMEDIOSではユーザー側が商品情報データベースサーバを管理していたが、GAMEDIOS−ASPは凸版がサーバを管理する。ユーザーは自社の商品情報をインターネット経由で登録して利用する。
GAMEDIOS−ASPを導入するメリットとして、同社ではユーザー企業が自社でサーバを管理する必要がなく、導入初期費用や管理コストを削減することができる点、運用費用がデータ容量によって決まるため利用規模にあわせた料金プランで導入できる点を挙げている。ユーザー別にアクセスできる情報を制限する「アクセスコントロール機能」を備えており、例えば登録者と閲覧者、または複数の閲覧者ごとに閲覧・更新できる情報の設定が可能としている。
同社の提案書作成ソフトウェア「プレゼン博士for Office」などソフトウェアと連携させることもできる。またオプション機能により、日本建材産業協会のデータベース「KISS(Kenzai Informaition Service System)」などの各種業界データベースとの連動も可能だ。
価格は、初期費用が50万円から、運用費用が月額14万円から(いずれも税抜き)となっているが、利用するデータベースの設計やデータ管理容量によって変動する。同社では、2005年度の売上目標を2億円としている。