Microsoftは、同社のソフトウェアパートナーであるInterwovenと、製品統合、研究開発、販売、およびマーケティングにおける業務提携に合意した。
米国時間12日に発表されたこの業務提携は、文書や記録の管理に関して複雑な要件を持つ、法律事務所などの専門的な業務に携わる企業を対象にしたもの。
Interwoven(本社:カリフォルニア州サニーベル)は、文書や電子メールなどのビジネス上の記録を作成/共有/アーカイブするシステムを専門に扱っている。同社の競合企業には、StellentやOpenText、そしてDocumentumを昨年買収して地位を固めたEMCがある。
Microsoftとの提携により、Interwovenは、同社製品であるWorkSiteの機能をMicrosoft製品とより強力に連携させる計画だ。対象となるMicrosoft製品としては、WordとExcelを含むOffice、Windows OS、Microsoftのデータ共有ツールであるSharePoint Portal Serverの名前が上がっている。
両社からは、今回の共同販売および開発に関する計画についてのコメントは得られなかった。
最近のMicrosoftは、好んで業務提携を行う傾向にあり、先月にはやはり共同で製品の開発と販売を進める契約を、独ソフトメーカーのSAPと結んでいる。また今週には、サプライチェーンソフトウェアのメーカーであるi2 Technologiesとの間で、同社製ソフトウェアの基本インタフェースとしてMicrosoft Excelを採用することで合意している。
文書管理ソフトウェアを専門とする企業は、OracleやMicrosoft、IBM、EMCなど大企業の参入により、淘汰が進んでいる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ