テンアートニは5月25日、社内標準ウェブブラウザとして指定した米Mozilla Foundationのオープンソースブラウザ「Mozilla Firefox」について、全社への導入を終えたと発表した。同社は全社導入で得たノウハウをもとに、企業向けFirefox導入支援サービスの提供を7月1日に開始する。
同社はセキュリティ対策とクライアント管理コスト削減を目的に、2004年11月の同ブラウザ公開直後から導入を進めていた。導入過程では、社内導入に必要な機能と課題を取りまとめ、Mozillaソフトウェアの普及推進を図る国内組織であるMozilla Japanに提言を行った。
こうした活動の結果、管理者のセキュリティレベル向上、クライアント設定の集中管理による管理コスト削減、プロキシ設定の自動化によるユーザーの利便性向上といった効果が得られたという。
また、同社はFirefoxの導入を検討している企業に対し、導入コンサルティングおよび電子メールによるテクニカルサポートを提供する。このサービスでは、電子メールクライアント「Mozilla Thunderbird」もサポート対象とする。