コンピュータ・アソシエイツは5月26日、企業情報システムを監視してセキュリティ上の問題を解決するためのソフト2製品を出荷する。企業情報システムが出力するログを収集して一元管理するソフト「eTrust Audit r8 Japanese」(Audit)と、情報システムの稼動状況を監視して問題を解決するソフト「eTrust Security Command Center r8 Japanese」(SCC)である。価格はAuditが180万円から、SCCが375万円から。
Auditは、情報システムを構成するソフトやOS、機器などが出力するログ情報を共通の形式に変換して収集、データベースで一元管理するソフトである。
SCCは、システム運用監視ソフトである。情報システムを構成するソフトやOS、機器の稼動状況を監視し、アラート発生時に、定義した任意のアクションを起こす。イベントには企業のポリシーに応じて重要度をランク付けして運用する。アクションは、管理者への通知のほか、パッチの配布や設定の変更といった復旧作業の自動実行も可能である。レポート機能は、利用者の役割に応じて、管理職向け、情報システム部門向け、実務担当者向けなど粒度の異なる資料を作成する。
AuditとSCCはともに、エージェントを使わない運用と、監視対象にエージェントソフトを導入する運用のどちらも可能である。エージェントを使うと、情報をフィルタリングして転送データの量を削減する運用や、監視ルールを配布する運用が可能になる。エージェントを新規に作成するためのSDKも付属する。
AuditとSCCの稼動OSは、Windows、Linux、AIX、HP-UX、Solaris。