YKK APは、日本IBMにITシステムの運用および保守業務を委託する。両社が6月9日、業務提携契約の締結を発表したもの。契約期間は2005年7月から10年間とする。
YKK APは、「新たなビジネスモデルへの変革推進に向け、先進的なIT戦略をスピーディーに構築し、推進するため日本IBMと提携した」と説明する。これにより、YKK APは自社IT部門のリソースを企画機能に集中でき、IT分野の企画力を高められるという。
委託した業務は、両社のIT要員が日本IBMの100%子会社である日本IBMインダストリアル・ソリューション(iiSC)に出向して担当する。
YKK APでは、「業務委託によるIT要員やシステムリソースの最適配置で、スピード化とコスト合理化を実現し、運用管理コストを10年間で30億円低減する」としている。