マイクロソフト、ファイル交換ソフト「Avalanche」を開発中

Jo Best(Silicon.com) 2005年06月20日 11時53分

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 Microsoftでファイル共有アプリケーション「Avalanche」(開発コード名)の開発が進んでいる。

 英国ケンブリッジで行われた施設公開イベントで、同社の研究者が明らかにしたこのプロジェクトは、BitTorrentのようなピアツーピア(PtoP)ファイル共有技術を開発しようとするMicrosoft独自の試みだ。

 Avalancheは、BitTorrentとは異なるシステムをベースにしているが、いずれも多数のユーザーに大容量ファイルを配信するという、基本的には同じ目的に利用されるものだ。BitTorrentは、主としてLinuxディストリビューションのダウンロードや映画の違法コピーのやりとりに使われている。

 だが、Avalancheはネットワーク上の違法行為には使われないと、Microsoftの広報担当者は説明した。

 「コンテンツプロバイダーを確実かつ一意に識別し、不正利用者にはコンテンツを提供させない強力なセキュリティ機能を搭載している」(Microsoft広報担当者)

 BitTorrentは、基本的に情報あるいはファイルを小間切れにする。BitTorrentファイルを作成するには、小間切れの部品をユーザーがすべて集める必要がある。だが、部品の提供頻度がそれぞれ異なるため、それが問題を引き起こす場合がある。一方、同じPtoPを実現するAvalancheの場合は、完全なファイルを作成するのにすべての部品を揃える必要がない。Avalancheシステムの弱点は、ユーザーが実際に必要な分より多く部品をダウンロードしてしまう場合がある点だ。だがMicrosoftは、負荷がより均等に分散されるため、この方が効率が良いと述べている。

 同技術に関するMicrosoftの研究論文には、BitTorrentに対する賞賛と非難の両方が記されている。「ポテンシャルと人気は非常に高いが、BitTorrentのようにエンドシステムが共同で処理を行う既存のスキーマは非常に能率が悪い」(研究論文)

 この研究論文によると、Avalancheが採用するコーディングシステムはネットワークコーディングをベースにしており、ダウンロードより20%効率が高いという。

 「われわれは現在、ネットワークコーディングを使って現実的な設定で超大容量ファイルを多数のユーザーに配信するメリットについて調査を進めている」(研究論文)

 Microsoftの広報担当によると、現在は同技術を正式にリリースする計画も、これを製品に組み込む計画も同社にはないという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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