Sun Microsystemsは米国時間29日、RFIDリーダー上でのJavaプログラムの稼働を可能にする「Java System RFID Software」の最新版を発表した。
今回発表されたのはJava System RFID Softwareの2つ目のバージョン。Sunによると、同ソフトウェアは、RFIDタグから送られるデータを収集する端末の上で稼働するという。Sunは、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「JavaOne Conference」で最新版を発表した。
SIS Technologies、Intermec、ThingMagicなどのRFID機器メーカーも同日、このソフトウェアを自社製品上で利用する意向を表明している。
Sun Java System RFIDを搭載するRFIDリーダーは、プログラムによる制御が可能になる。そのため、こうしたリーダーを使って、収集した大量の在庫データをバックエンドサーバに送信するだけでなく、データをフィルタリングするなどの処理を行うことが可能になるとSunは述べる。
Java System RFIDは、Javaのデスクトップ版「Java Standard Edition(Java SE)」、携帯電話などの小型端末上で動く「Java Micro Edition(Java ME)」に対応する。
Java SEに対応したバージョンは既に販売されている。Java ME向けのバージョンは、今夏の終わり頃までに提供される予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ