サン、RFID端末用ソフト「Java System RFID Software」の最新版を発表

Martin LaMonica (CNET News.com)

2005-06-30 20:41

 Sun Microsystemsは米国時間29日、RFIDリーダー上でのJavaプログラムの稼働を可能にする「Java System RFID Software」の最新版を発表した。

 今回発表されたのはJava System RFID Softwareの2つ目のバージョン。Sunによると、同ソフトウェアは、RFIDタグから送られるデータを収集する端末の上で稼働するという。Sunは、カリフォルニア州サンフランシスコで開催中の「JavaOne Conference」で最新版を発表した。

 SIS Technologies、Intermec、ThingMagicなどのRFID機器メーカーも同日、このソフトウェアを自社製品上で利用する意向を表明している。

 Sun Java System RFIDを搭載するRFIDリーダーは、プログラムによる制御が可能になる。そのため、こうしたリーダーを使って、収集した大量の在庫データをバックエンドサーバに送信するだけでなく、データをフィルタリングするなどの処理を行うことが可能になるとSunは述べる。

 Java System RFIDは、Javaのデスクトップ版「Java Standard Edition(Java SE)」、携帯電話などの小型端末上で動く「Java Micro Edition(Java ME)」に対応する。

 Java SEに対応したバージョンは既に販売されている。Java ME向けのバージョンは、今夏の終わり頃までに提供される予定だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]