SAPジャパンとソニーは7月5日、人事/勤怠ソリューション分野で協業すると発表した。両社はソニーの勤怠管理ASPサービス「インターネット・タイム・レコーダー」とSAPの人事ソリューション「mySAP ERP Human Capital Management(HCM)」を連携させ、ソニーの非接触型ICカード「FeliCa」による勤務データ自動入力/管理システムを共同で提供する。
インターネット・タイム・レコーダーは、FeliCaカードとインターネットを利用して勤怠管理を実現するASPサービス。2004年4月にサービスを開始し、現在までに国内で約150社が導入した。一方、mySAP ERP HCMは統合的な人材管理ソリューションで、人材育成や人材/給与/組織管理といった機能を備える。
両社のシステムを利用すると、企業は専用の出退勤カードを用意することなく、既存のインターネット環境とFeliCaに対応した社員証や携帯電話、社員が個人保有するカードなどを利用して、経済的に勤務時間管理が行えるという。さらに「時間管理や個人認証の精度も向上する」(SAPジャパン)。
今後、両社はパートナー企業の支援、拡充などを推進するとともに、販売活動を共同展開していく。