静脈認証とICカードで二倍セキュアな情報端末--日立ソフトとサクサ

ニューズフロント

2005-07-25 15:37

 日立ソフトウェアエンジニアリングとサクサは7月25日、日立ソフトの指静脈認証システム「静紋」とサクサのICカードリーダーライターを組み合わせた情報端末を発表した。2005年中には商品化する予定だ。

 両社は、カード認証とバイオメトリクス(生体認証)技術を組み合わせると、「情報端末で、カードの紛失や盗難によるなりすましや偽造などに対し、確実に本人を確認できる」としている。

 両社は、静紋を組み込んだ医療機関向け情報端末「患者再来受付機」の実証実験を、8月に開始する。来院患者の本人確認や、カードを忘れた場合の受付確認などに使う。将来は、電子カルテ情報を安全に閲覧するための認証基盤としての利用も目指す。

 さらに、医療分野だけでなく、流通分野においては店舗の勤怠管理や宅配便受け取り時の本人確認、文教分野においては学生の出席管理、単位取得状況などの個人情報へのアクセス手段など、さまざまな場面に適用の範囲を広げていく。

日立ソフトウェアエンジニアリングのプレスリリース

サクサ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. セキュリティ

    「脱VPN」で実現するゼロトラストセキュリティ!VPNの課題を解消し、安全なリモートアクセスを確立

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]