日本オラクルは7月25日、業務プロセス管理(BPM)ソフト「Oracle BPEL Process Manager」の販売を開始した。8月9日から出荷を始める。アプリケーション・サーバ「Oracle Application Server 10g Enterprise Edition」のオプションとして提供する。価格は125万円となっている。
BPEL Process Managerは、SOA(サービス志向アーキテクチャ)に基づいたWebサービスや業務プロセスを設計して、アプリケーション・サーバ上で運用するためのソフト。業務プロセス実行言語であるBPEL(Business Process Execution Language)を実行する基盤である。業務プロセスの定義、Webサービスの結合、エラー制御などをGUI操作で完結できる。Webサービスを監視・管理するための機能も統合されている。
同ソフトは、BPEL実行エンジンと、BPELを使って業務プロセスを定義する「Oracle BPEL Designer」、Javaでの開発ツール「Oracle JDeveloper 10g」などから構成される。
日本オラクルは、「SOAに基づいたシステム構築で必要となる機能をすべて提供しているのはオラクルだけ」として、他社より優位性があると説明している。また、125万円というBPEL Process Managerの価格について同社は「現在各社から提供されているBPMツールとしてはありえない低価格」として、価格の面でも優位性があると語っている。
稼動環境は以下の通り。
- Red Hat Enterprise Linux AS/ES 2.1(Update5以降)
- Red Hat Enterprise Linux AS/ES 3(Update3以降)
- SUSE LINUX Enterprise Server 8(SP3以降)
- SUSE LINUX Enterprise Server 9
- Solaris 8
- Solaris 9
- Windows 2000(SP3以降)
- Windows 2003(32ビット版、SP1以降)
- Windows XP Professional(32ビット版)