コクヨビジネスサービスは7月27日、人事、総務、経理などの間接業務のうち、戦略業務を除く全実務を一括して請け負うアウトソーシングサービス「トータルバックオフィスアウトソーシング」を開始する。販売目標は2006年度50億円、2007年度100億円。
従来、間接業務のアウトソーシングは、部門ごとに個別に分かれた機能ごとに外部委託が進められてきた。これに対してトータルバックオフィスアウトソーシングでは、全間接業務のほか、業務を遂行するための情報システムの構築と運用まで一括して請け負う。コクヨビジネスサービスによれば、トータルバックオフィスアウトソーシングの導入により、2000人規模の企業の間接業務で20%程度のコスト削減を見込める。
アウトソーシングにはアウトソーシングの対象となる部署の人材の雇用問題があるが、トータルバックオフィスアウトソーシングでは、ユーザー企業の担当者のコクヨビジネスサービスへの出向や転籍の受け入れ、ユーザー企業との共同事業会社設立など、複数のスキームを用意する。