NECは7月27日、証券業務を処理する基幹システム「STAGE」の販売を開始した。あわせて、カスタマイズや基盤構築などのSIサービスも提供する。
「STAGE」は、2004年3月から段階的にリリース中である新光証券における基幹システム一式だ。注文から売買、決済に至る一連の証券業務を処理する。今回、両社の間で合意したライセンス契約に基づき、NECが販売を開始する。
すでに新光証券で安定稼働している基幹システムであるため、安定した品質・性能をもったシステムを短期間かつ低コストに導入できる。またJavaをベースとしたシステムのため、柔軟性や拡張性、可用性にも優れている。独立性の高いアプリケーションであるため、導入後の制度改正へも迅速に対応でき、効率的な保守が可能になる。
NECは今後3年間で5ユーザー、SIサービスを含んで300億円の販売を見込んでいる。また、今後ソフトウェア部位単位での販売や、システム全体の共同運用サービスの提供も検討しているという。