ACCESSは8月8日、同社のJava実行環境ソフト「JV-Lite2 Wireless Edition」の最新版がサン・マイクロシステムズのJava Platform, Micro Edition(Java ME)互換テストに合格したと発表した。
同ソフトは、CLDC 1.1を含むJava ME仕様に準拠したJava実行環境。MIDP 2.0、WMA1.1、MMAPIを含むJTWIおよびMobile3D APIをサポートしている。さらに、NTTドコモのDoJa仕様と、中国China United Telecommunications(China Unicom)のUniJa仕様に対応するほか、米Nazomi Communications製アクセラレータとQVGA(320×240ピクセル)解像度にも対応している。
新機能としては、JSR 82(Java APIs for Bluetooth)、同135(Mobile Media API)、同179(Location API for J2 ME)、同205(Wireless Messaging API 2.0)、同75(PDA Optional Packages for J2ME)、同184(Mobile 3D Graphics API for J2 ME)に対応した。
動作時には、同社の情報家電市場向けブラウザ「NetFront」とリソースやメモリを共有できるので、両者を結合して提供することも可能。「JV-Lite2 Wireless EditionとNetFrontを用いたソリューションは、Java実行環境の移植検証工程を削減すると同時に、信頼度の高いJava実行環境を備えたインターネット閲覧機能も実現できる。携帯電話端末メーカーや携帯事業者は柔軟に開発が行えるうえ、開発コストや開発期間を削減することができる」(ACCESS)