みずほ情報総研は8月29日、ネット上でアンケート調査をするASP(ソフトの期間貸し)サービス「e-リサプラス」に、テキストマイニング機能を追加した新版の提供を開始した。
今回追加されたテキストマイニング機能は、従来1件ずつ調査実施者が判断する自由回答を、意味の似通った内容ごとに自動的に分類し、「クラスタービュー」と呼ぶ360度方向の樹形図に配置して一覧できるようになる。自由回答の全文を読まなくても意見の傾向を把握できる。
クラスタービューで分類整理された回答群は、同じ傾向の回答ごとに代表的な回答文とキーワードが表示される。抽出された代表的な回答ごとに年代や性別、業種、年収などの属性と結びつけて表示したり、自由回答と属性とのクロス集計結果を円グラフで表示することもできる。また、自由回答での単語の出現回数を集計したワードランキングをCSV形式で出力することで、表計算ソフトでの分析もできる。
e-リサプラスは、開催中の愛・地球博の「環境webアンケート」で採用されている。e-リサプラスの利用料金は、1回だけのスポット利用で30万円、テキストマイニング機能の利用が12万円となっている。1年間で何度でも使える年間パスポートでe-リサプラス利用料金は100万円からであり、テキストマイニング機能は60万円となっている。