沖データは9月5日、オンデマンドカタログシステム「CatOnDemand」(キャットオンデマンド)の販売を始めた。企業の販売促進・営業企画部門を対象に、2006年3月までに100ユーザーへの販売を目標にする。
CatOnDemandは、販売促進や営業企画などの営業現場でカタログなどの電子データを顧客ごとに編集して、カラー印刷を可能にする。同システムを使えば、サーバに保存してある複数のカタログやプレゼンテーション資料から必要なページだけを選んで、ドラッグ&ドロップで顧客専用のカタログを編集できる。社内のデザイン専門部署や代理店に依頼していたカタログの制作を営業現場でいつでも実施できる。
顧客専用カタログのもととなる既存カタログやプレゼンテーション資料をPDF形式でサーバに保存すると、自動的にウェブベースのウェブカタログが生成される。ユーザーはそこから選択するだけで顧客専用カタログを作成できる。
CatOnDemandは、サーバにHTTPプロトコルを採用することでファイアウォールを超えた運用が可能となっている。同社プリンタであるMICROLINE 9600PSとMICROLINE Pro 9800PSの自動中綴じ製本機能に対応している。
同システムはサーバソフトとクライアントソフトからなり、サーバソフトが80万円、クライアントソフトが9800円となっている。対応する基本ソフト(OS)はWindows2000以上。対応するプリンタは同社のMICROLINEシリーズとCシリーズ。