英スパム対策機関:「ヤフーがフィッシングサイトをホスティング」--ヤフーも問題を調査

Tom Espiner(ZDNet UK)

2005-09-07 17:50

 英スパム対策機関が現地時間6日に語ったところによると、Yahooは、何千ものフィッシングサイトをホスティングしており、オンライン詐欺問題に対処する訓練を受けたスタッフを十分に抱えていないという。

 スパム対策機関Spamhausの最高情報責任者(CIO)Richard Coxは、政治家、セキュリティ専門家、警察官を相手に、Yahooはドメイン名に「bank」「eBay」「PayPal」を含むサイトを約5000もホスティングしていると語った。

 これらのサイトのほとんどが、フィッシングサイトに悪用されていると、Coxはロンドンで開催中の「eConfidence--Spam and Scams」会議で語った。

 Coxによると、インターネットサービスプロバイダ(ISP)各社はこの問題をセキュリティ問題とみなすように社員を教育していないという。「ISP各社は、不正使用問題を顧客サービスに関する問題と勘違いしている」と、Coxは主張した。

 これに応え、YahooはCoxの主張を真剣に受け止めると述べた。「我々は、セキュリティ問題を非常に重視しており、この問題を徹底的に調査する」と、Yahoo EuropeアライアンスディレクターのNick HazellはZDNet UKに語った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]