三菱マテリアルの開発部門戦略事業開発室は11月24日、電子化した図面を安全に管理するソフトウェアパッケージ「M2S eZuShare」を2006年2月から本格販売すると発表した。
M2S eZuShareは、三菱マテリアルがデジタルコンテンツと共同でパッケージ化したPDFによる図面管理システムと、アドビシステムズが開発した「LiveCycle Policy Server」を組み合わせたものだ。データ化された図面を共有フォルダにコピーしたり、メタデータを共有サーバにコピーするだけでデータベースに自動的に登録する機能や、同名ファイルを自動的に版管理する機能をもっている。データを公開する場合の情報漏洩のリスクを回避する部分は、LiveCycle Policy Serverが受け持つ。
販売はLiveCycle Policy Serverの代理店である日本SGIと三菱マテリアルが共同で実施する。また、現物書類と電子データの双方を管理したいという要望に応えて、RFIDを利用した重要文書管理システムと組み合わせたソリューションの提供も同月から開始する予定だ。