NEC、NECインフロンティア、NECネッツエスアイの3社は11月24日、企業向けネットワーク製品事業に関するグループ体制の再編を発表した。3社では、「製品開発力、営業/システムインテグレーション(SI)力、運用/保守サービス提供力を強化する」としている。
具体的には、NECがNECインフロンティアの株式を公開買付けにより取得し、2006年5月をめどに100%子会社化する。その後、2006年7月をめどにIP電話システムの製品開発にかかわる経営資源をNECインフロンティアに集め、約1000名体制で製品開発力を強化する。
また、NECとNECネッツエスアイは連携を強め、マーケット分担の明確化やネットワークSIに関する経営資源の全体最適化をすることで、顧客対応力を強化する。グループ各社のネットワーク関連SEや営業要員約200名をNECに集結させ、多様化する顧客ニーズへの対応力強化、SE/営業を支援する技術センター機能の拡充、人材育成の強化も進めていく。
さらに、NEC、NECネッツエスアイ、NECテレネットワークスの3社は、株式交換によって、NECテレネットワークスをNECネッツエスアイの100%子会社とすることで合意した。これにより、NECネッツエスアイとNECテレネットワークス両社の事業を統合し、サービス体制を一元化して、サービス内容の拡充、顧客満足度(CS)の向上、収益力の強化などを目指す。