内田洋行と日本IBMは、高齢者、身体障害者向けウェブサイトの作成/閲覧製品の販売に関して協業する。内田洋行が2月16日に明らかにしたもの。
内田洋行の自治体向けウェブサイト作成ソフト「AssetNow Gov」と日本IBMのウェブブラウザ「Easy Web Browsing」を組み合わせて販売する。「ウェブサイトのアクセシビリティ向上を制作者サイド、閲覧者サイドの両方から達成する」(内田洋行)
AssetNow Govは、自治体などのウェブサイト作成に向けた製品。自治体専用のテンプレートを採用し、アクセシビリティに特化したウェブページを作成できる。またウェブブラウザ経由でページを追加する機能を備え、複数の編集者による同時運用に向くという。
Easy Web Browsingは日本IBMのウェブブラウザ「らくらくウエブ散策」から改称した製品。文章の音声読み上げ機能や、漢字のふりがな機能などを備える。またパソコンの扱いに不慣れな人でも文字の大きさや画面の配色などを調節しやすいインターフェースを採用する。
1ライセンスあたりの料金はAssetNow Govが270万円から、Easy Web Browsingが150万円から。自治体や病院など、JIS規格「高齢者・障害者等配慮設計指針」への準拠を目指す公共団体を顧客に見込み、合計200団体への販売を目指す。