アドビシステムズは3月13日、同社の「Adobe XMP(Extensible Metadata Platform)ツールキット4.0」のパブリックベータ版をオープンソースコミュニティに公開した。
このベータ版には、サードパーティのデベロッパーや出版業界のアドビのパートナー企業が、ワークフローの最適化ツールを開発するための、基礎的要素を提供するAdobe XMPライブラリが含まれる。
Adobe XMPは、デスクトップアプリケーションとバックエンドの出版システムの間でファイル情報の取り込み、共有、活用のための共通手段を提供する。画像、文書および映像向けに普及しているファイルフォーマットにメタデータを付加することができるため、ステータス情報や標準情報を付加できる。
パブリックベータ版では、「Adobe Creative Suite 2」や「Adobe Production Studio」に搭載されているファイル閲覧、管理用ファイルブラウザ「Adobe Bridge」を利用することで、XMPデータを一元的に管理できるようになる。