デルは4月6日、同社のNAS製品ブランド「PowerVault(パワーボルト)」を、IAサーバ製品ブランド「PowerEdge(パワーエッジ)」に統合し、新たにタワー型フォームファクタNAS製品である「PowerEdge 830 Storage Server」として受注を開始したことを発表した。今後、「PowerVault」は、DASおよびテープストレージのブランドで、NASはサーバ製品のPowerEdgeブランドで提供する。
今回発表されたPowerEdge 830 Storage Serverは、タワー型フォームファクタを採用し、ディスクを最大2TB、メモリを最大8GB搭載できる。また、サーバ管理ツール「OpenManage」による一元管理やBMC(Base Management Controller)、DRAC4(Dell Remote Access Controller 4)に対応した管理機能を備えている。OSには、「Microsoft Windows Storage Server 2003 R2, Express x64/Workgroup x64 Edition」を採用し、リモート管理およびレプリケーション機能を搭載している。
デルでは、20〜30人規模の企業や大企業の部門/部署のファイルサーバ、およびDisk to Diskのバックアップサーバ、プリントサーバ(Workgroup x64 Editionのみ)としての利用を見込んでいる。価格は税込みで9万5865円より。