RFIDに攻撃を受ける脆弱性--導入への懸念材料となる可能性

文:Tom Espiner(ZDNet UK) 翻訳校正:河部恭紀(編集部) 2006年04月14日 14時38分

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 RFIDタグに対する攻撃の有効性が証明された、と研究者らが発表した。

 オーストラリアのパースにあるエディスコーワン大学の研究者らが4月発表した論文によると、標準の「第1世代」RFIDタグおよびリーダは、データによる負荷が大きくなると機能停止になる試験結果が得られたという。

 「新しいUHF帯対応のRFIDタグに脆弱性が発見された。基幹システムもしくは人命に関わる問題を扱うシステムにRFIDシステムの導入を検討している人たちにとって、懸念材料となるだろう」と同大学SCISSEC研究グループの研究者が警告した。

 多くの企業が自社のサプライチェーンでRFIDタグを試験運用しているが、今日のタグは一般的に、人命に関わる状況では使用されない。しかし、米軍では補給品を追跡するためにタグを使用している。

 研究者らによると、「第2世代」標準RFIDタグも機能停止になる可能性があるという。第2世代のタグは第1世代のタグよりも技術的に向上しており、4段階の速度で動作可能だ。

 RFIDは、タグに依存している。タグは、識別範囲内にあるリーダにより認識される。リーダは、割り当てられた周波数帯内のいくつかのチャンネル間を移動することでタグと通信する。これにより、リーダが電波干渉に遭っても周波数間を移動できるので、セキュリティが提供されると考えられてきた。

 今回の試験では、タグが使用する周波数帯域を飽和させ、タグがリーダと交信するのを妨害した。論文によると、タグ自身が周波数間を移動できないため、リーダが周波数間を移動してもサービス拒否攻撃の阻止につながらないと報告している。

 研究者らは約3フィート(約0.9m)の範囲からタグとリーダ間の通信を妨害し、タグを「通信不良状態」にできることを証明した。

 リーダが電波干渉に遭った場合、リーダは割り当てられた帯域内で周波数を移動できるが、RFIDタグは帯域全体を1つのチャンネルと見なしているため移動できない。

 3月、オランダの研究者は、RFIDタグに感染可能なウイルスを作成することに成功したと発表した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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