NEC、三信電気、新光商事、ミカサの4社は4月24日、半導体商社向けの基幹業務システムテンプレートを共同開発すると発表した。
開発するテンプレートは、半導体商社における受注、発注、入荷、出荷、在庫などの基幹業務機能を備える。三信電気、新光商事、ミカサ商事の3社が、共通する機能のみをテンプレート化する。Windowsサーバ上で動くため、インフラを安価に構築できるという。EDIとのインターフェースを用意するほか、データベースにはOracleを採用し、周辺システムとの連携を可能とする。
3社では、「このテンプレートを活用することで、各社が個別に基幹業務システムを構築する場合に比べ、システム構築コストを約3割削減し、構築期間を約3割短縮できる」と見込む。3社は、同テンプレートをベースに独自の基幹業務システムを開発する。同テンプレートによる基幹業務システムは、ミカサ商事が2006年11月に、三信電気と新光商事が2007年度に稼働させる予定だ。
また、NECは3社と協力し、2006年度下期以降に同テンプレートを活用した基幹業務システム構築ソリューションを、3社以外の半導体商社に対して提供していく。