三菱電機、ワーム攻撃の「予兆」分析技術を開発--2007年に実用化へ

ニューズフロント 2006年04月25日 16時33分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 三菱電機は4月25日、ネットワーク上で、ワーム型ウイルス活動を早期に検知するセキュリティ攻撃予兆分析技術「DynamicSVD」を開発したと発表した。アクセスの「量」ではなく「変化のパターン」を見るため、本格的な攻撃が始まってアクセス量が急増する前に、ウイルス活動を検知できるという。

 三菱電機によると、従来のネットワーク監視サービスでは、あらかじめ設定したしきい値を超えるようなアクセス量の増加をウイルス攻撃とみなす検知方式を採用している。この方式はネットワークごとにしきい値を調節しないと有効に働かず、値を低く設定すると単なるアクセス量の変化に過敏に反応しすぎ、余裕を持たせると本物の攻撃の検知が遅れる問題があるという。

 新技術では、まず監視対象となるネットワークの通信状況から複数のパラメータを取得して、2次元のグラフに変換。グラフ上で、メールの送信やファイルの転送など正常なアクセスの分布を把握する。ワーム型ウイルスが活動を始め、アクセスが正常な分布から逸脱すると、逸脱の度合いをもとに異常を報告する。

 三菱電機は関連会社の三菱電機情報ネットワークと共同で、4月より実用化試験を開始。従来の約3分の1以下の時間でワーム型ウイルスの活動を検知できたという。今後は2007年3月までに実験を完了し、同年4月から新技術を用いたネットワーク監視サービスを提供していく。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • 【3/31まで早期割引受付中!】「IBM Watson Summit 2017」開催

    日本IBMが主催する最大の国内総合イベント。テクノロジー・リーダーの疑問を紐解く「企業IT、セキュリティー、モバイル、データ解析などの進化を探る」詳細はこちらから!

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化