日立製作所は4月25日、ディスクアレイサブシステム「SANRISEシリーズ」の仮想化コントローラ/アレイ装置「SANRISE Network Storage Controller NSC55」にディスクレスモデルを追加し、4月26日より販売すると発表した。外部ストレージ容量1テラバイト分を仮想化する場合の税込み価格は、3203万9700円からとなる。
SANRISE NSC55は、ディスクアレイによる仮想化機能を提供するための、ミッドレンジ向け仮想化コントローラ/アレイ装置。日立の試算によると、ストレージ仮想化機能の利用で、ストレージ関連の総所有コスト(TCO)が3年間で約32%削減できるという。
SANRISE NSC55のディスクレスモデルは、内蔵ハードディスクを持たず、ディスクアレイコントローラ機能だけを提供する。この製品により、日立では「これまでハードディスク容量は十分保有しながらも、災害対策や容量の統合管理などの機能を持たなかった既存ストレージシステム環境に、高信頼なデータレプリケーション機能やストレージ統合管理などの仮想化機能を容易に導入できる」としている。