富士通ビジネスシステム(FJB)とトレンドマイクロは4月26日、電子メール経由のサイバーテロに対応したASP型予防訓練サービス「FJBサイバーテロ対策サービスType E-mail」の提供を5月15日に開始すると発表した。税別の価格は、30万円(100メールアカウント)からとする。今後2年間で100社への販売を目指す。
FJBサイバーテロ対策サービスは、外部からのサイバーテロ攻撃に対し、インターネットセキュリティの向上を支援するサービスの総称。すでに攻撃テストサービス「Type Network Infrastructure」とウェブアプリケーション診断サービス「Type WebAPL」を提供している。
新たに提供を始めるType E-Mailは、「トレンドマイクロアウトブレーク予防訓練サービス」を機能強化して実現した。訓練用の模擬メールを配信し、受信した従業員の対処や挙動を把握し、集計する。たとえば、電子メール内に設けられたリンクのクリック操作、メール自体の開封、添付ファイルの実行など、受信者のさまざまな行動を調べられる。
両社では、「社員のメール利用におけるモラル向上に役立てるほか、セキュリティポリシーやガイドラインを対象としたセキュリティ監査の一部に組み入れるなど、今後の製品導入や運用改善といったセキュリティ対策計画の検討材料としても利用できる」としている。