NECは5月5日、アップルコンピュータの携帯型デジタル音楽プレイヤー「iPod」に教育コンテンツを配信すると共に、そのコンテンツに関して学生ごとの受講履歴などを管理できるEラーニングシステムを発表。全国の教育機関を対象に、同日より販売を開始した。
新システムは、NECが204年10月より販売を開始したEラーニングシステム「i-Collabo.LMS(Learning Management System)」と、新たに開発した「i-Collabo.LMS PodCast対応オプション」との組み合わせにより実現されるもの。学生ごとの受講履歴管理やオンラインで提出されたレポートの管理など、LMSの管理機能を有効活用できる。
また、PodCastingにより配信するコンテンツのサーバ登録を容易な操作で使用できる管理者向け機能も搭載。学生がiPodにダウンロードしたコンテンツを外出先でいつでも閲覧し、受講履歴を明確に学校側へ提示することが可能になる。
価格は、i-Collabo.LMSおよびi-Collabo.LMS PodCast対応オプションの合計で470万円。NECでは今後3年間で100システムの販売を見込んでいる。なおNECでは、教育機関向けに同システムを半年間、無償で貸し出すサービスも実施する。