日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とネットマークスは5月9日、セキュリティソリューション分野で協業すると発表した。日本HPのシンクライアントシステムとネットマークスのマルチデバイス認証ソフト「SecureSuiteXS」などを組み合わせ、「ネットマークスシンクライアントソリューション」として提供する。
この製品は、両社の製品に加え、シトリックス・システムズ・ジャパンのターミナルサービス用サーバ「Citrix Presentation Server」を利用する。バイオメトリクス認証やICカードによる認証など、さまざまな認証方式でログオン時にユーザーを認証することが可能だ。複数の認証方式を組み合わせることで、セキュリティを高めている。
パスワードのランダム生成機能を備えており、パスワード総当たりなどの外部攻撃からシステムを守る。採用する日本HP製シンクライアントはOSとしてMicrosoft Windows XP Embeddedを搭載する。ハードディスクや冷却ファンなどの駆動装置を内蔵していないため、省電力、低騒音なオフィス環境を実現する。