米カリフォルニア州サンフランシスコ発--Sun MicrosystemsとデスクトップLinuxのUbuntuは、JavaOneカンファレンスにてお互いへの評価を示し、Ubuntuの次期版「Dapper Drake」(開発コード名)がSunのサーバ上で動く可能性があることを示唆した。
米国時間5月16日、Sunの最高経営責任者(CEO)Jonathan Schwartz氏はJavaOneの開幕を告げる基調講演にて、Ubuntuに対する熱烈な支持を明らかにした。また、Ubuntuプロジェクトの創始者、Mark Shuttleworth氏もSchwartz氏の基調講演に登場し、Javaへの支持を示した。
基調講演の後に行った記者とのミーティングで、Schwartz氏は「Ubuntuは波に乗っている」と述べた。「最も重要なLinuxディストリビューションとまでは言えないかもしれないが、間違いなく重要なディストリビューションの1つではある」とSchwartz氏は述べる。これは、Linuxの大手ディストリビューターであるRedHatとNovellにとっては、痛い言葉だろう。
Ubuntuコミュニティでは、6月1日にリリースを予定しているDapper Drakeで、企業ユーザーの間でも評判を上げることを狙っている。Dapper Drakeは、32ビットと64ビットのIntel互換サーバ、PowerPCサーバで動作するほか、Shuttleworth氏によると、これ以外にももう1つ発表予定のアーキテクチャがあるという。これはひょっとしてSunのSPARCになるかもしれない。
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