コンサルティングのケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズは6月27日、日本ユニシスの完全子会社となることを発表した。ケンブリッジの親会社である米国のNovellがケンブリッジの発行済み株式100%を日本ユニシスに売却する。
ケンブリッジは、1991年設立のコンサルティング会社。約40人のコンサルタントを抱える。現在の代表取締役社長は、ノベルで社長を務めていたRhonda O'Donnell氏。
日本ユニシスでは2005年に籾井勝人氏が社長に就任して以来、「業界で生き残っていくためにはM&Aが必要」(籾井氏)として、M&Aの専任組織を新設して、M&Aを推進していた。今回のケンブリッジ買収は、日本ユニシスの戦略の一環となる。
Novellと日本ユニシスは、6月23日に株式譲渡契約を締結。今後2カ月で買収の手続きは完了する予定となっている。
ケンブリッジでは、「独立した事業会社として、引き続き顧客企業のパートナーとして高水準のITコンサルティングサービスを提供していく」としている。