スターリングコマースは6月27日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)ベースのサプライチェーンアプリケーションスイート「Yantra(ヤントラ)」を、2006年7月から日本国内で販売することを発表した。
Yantraは、複数企業間を連携させるマルチエンタープライズ・アーキテクチャ(MESA:Multi-Enterprise Service Architecture)上に構築された実行系SCMコンポジット・アプリケーション。調達・生産から販売にいたるサプライチェーン工程を、モジュール化された業務アプリケーションで包括的に支援し、複数企業間にわたるサプライチェーンの全体最適を実現するという。
機能面では、販売管理、製品管理、倉庫管理、在庫管理、物流管理、購買管理、および返品管理などから構成されており、日本市場には販売管理ソリューション「Yantra Distributed Order Management」と倉庫管理ソリューション「YantraNetworked Warehouse Management」を先行投入する予定だ。
Yantraはスターリングコマースおよび同社販売代理店から販売される。
なお、Yantraがスターリングコマースに買収される以前から日本で同製品を手がけてきた販売代理店のネクストコム、およびシステムインテグレーションパートナの新日鉄ソリューションズと日本ユニシスは、引き続きスターリングコマースと協業する。